電験二種

電験二種の勉強法について(合格体験談)

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私は電験二種を受験年の3月中旬から勉強を

スタートさせて、およそ6ヶ月後に1次試験4科目合格、

その3ヶ月後には2次試験を攻略しました。

勉強期間約8ヶ月で電験二種を合格した私の勉強法(合格体験談)を纏めましたので

参考にして頂けたらと思います。

使用した教材について

良書である下記の参考書を使ってコツコツ勉強しました。

参考書名称周回数
数学対策電気書院 「いちばんよくわかる 電験2種数学入門帖 改訂3版」1周
1次試験対策電気書院 「電験2種一次試験 これだけシリーズ」
これだけ理論
これだけ電力
これだけ機械
これだけ法規
各1周
電験王 「電験2種一次試験 過去問徹底解説」
(紙書籍 (6年分))
2周
電気主任技術者センターHP
過去問 2年分程度
1周
2次試験対策電気書院 「電験2種二次試験 これだけシリーズ」
電力・管理 -計算偏- 
電力・管理 -論説編- 
機械・制御 -計算偏- 
各1周
電気書院 「電験2種2次試験 標準解答集」3周
電験王 HP
使用している「電験2種2次試験標準解答集」
の解説でわからない場合はこちらで勉強しました。
都度

※2次試験対策において機械・制御の論説問題とパワエレは捨てました・・・。

↓私が実際に使用した参考書です。

勉強方法について

<数学対策・1次試験対策の勉強法>

①数学対策と1次試験対策(4科目)は共通して、下記のように勉強しました。

・参考書を読む→問題を解く→答え合わせ→

 →理解できない箇所は参考書読みなおすorネットで調べる→

 →問題を解く・・・の繰り返し

②1次試験の過去問については電験3種と同様の勉強法です。

 [過去問1周目:納得のいくまで自分で考える]

 ・最初から最後まで自分で解く

 ・1問ずつ着手

  (1問解いたらすぐにその問題を答合せ)

 ・制限時間(90分)を気にせず

  納得のいくまで自分で考える

 ・解けない問題は4科目の参考書または

  ネットで調べました。

[過去問2周目:本番同様の試験をイメージして解く]

 ・本番の意識して解く

 ・各科目ごとに解く

  (1科目(理論等)終わったら答え合せ)

 ・制限時間(90分)を守る。

[+α]

 ・2周のうち解けなかった問題を解く

 ・制限時間(90分)を気にせず

  納得のいくまで自分で考える

 ・捨てる問題を決める

<2次試験対策>

2次試験対策は以下のように勉強しました。

①電気書院 「電験2種二次試験 これだけシリーズ」の勉強法について

・参考書を読む→問題を解く→答え合わせ→

 →理解できない箇所は参考書読みなおすorネットで調べる→

 →問題を解く・・・の繰り返し

②過去問の勉強法について

 [過去問1周目:1題ずつ解答を写経する]

 ・過去問1周目は以下の順で解答を写経しました。

  (1)問題を読む→

  (2)少し考える(3~5分くらい) →わからない場合は(3)へ

                 →わかる場合は自分なりの答案を書いてから(3)へ。

  (3)答えを読む 

  (4)答えの内容をざっと理解する

  (5)答えを写す(写経)

 [過去問2周目:1題ずつわかるまで考えて解く(制限時間なし)]

  (1)問題を読む→

  (2)わかるまで考える →どうしてもわからない場合は(3)へ

  (3)答えを読む 

  (4)答えの内容を理解する

  (5)間違えていた場合のみ答えを写す(写経)

 [過去問3周目:本番同様の試験をイメージして解く]

 ※ここから試験時と同等の解答用紙を使う。

  (1)試験と同様の制限時間を設けて全問(電力管理4題・機械・制御2題)解く

   →まとまった時間が取れない場合は2日で解いた

    (1日目1.5時間で2日目0.5時間など分散したが制限時間は厳守した)

  (2)タイムアップ後は解けきれなかった問題を解く

   →わからない問題は答え合わせへ

  (3)答え合わせ

   →間違っていた問題は理解するまで頑張る 

  (4)選択しなかった問題(電力管理2題・機械・制御1題)を解く

   →時間制限なしでわかるまで考えてといてから答え合わせ

電験二種の勉強時間について

次に電験二種合格の為、どの程度勉強したかを以下に紹介します。

①出勤前に毎朝0.5〜2時間程度

②昼食後の会社の昼休みに40分程度

③休日の子供のお昼寝時間に多くて1時間程度

 ※一緒にお昼寝しなかった時に限る。笑

④仕事を早く上がれた時、稀にマクドナルドで1時間程度

という感じで勉強を行なっていました。

出勤前と昼休みに勉強できていたので1日あたり1.5時間以上はしていたと思います。

ただ、寝坊や子供の早起きなど想定外のことで勉強できなくなることがあるので

勉強できる時にできるだけ多く勉強する事を意識していました。

なので上記①〜④に記載の勉強時間以上に勉強していたこともあると思います。

正確な総合勉強時間は整理できませんが、毎日1.5時間程度を約8ヶ月勉強して

ざっくりおよそ400時間程度だと思います。

電験二種受験時の私の知識レベルについて

参考までに電験二種受験時の私の知識レベルを紹介します。

・大学は電気電子工学科を卒業しており、

 電験における基礎知識を恐らく当時は勉強していたと思われます。

 (電験三種受験時において、その知識は多少というか全て忘れていました笑)

・電験二種受験の前々年(R3)に電験三種合格

(自己採点→理論:65点、電力:90点、機械:75点、法規:75点)

・電験二種受験の前年(R4)にエネルギー管理士(電気)合格

(自己採点→課目Ⅰ:151点、課目Ⅱ:126点、課目Ⅲ:149点、課目Ⅳ:168)

という知識レベルで電験二種の挑戦をスタートしました。

電験二種 受験時の自己採点

これまで説明してきた私の勉強方法でどれだけ本番で点数を取れたか紹介します。

科目点数備考
1次試験理論75点/90点(83%)
電力66点/90点(73%)
機械72点/90点(80%)
法規73点/90点(81%)
2次試験電力・管理76点/120点(63%)甘め採点
機械・制御44点/60点(73%)

私が受験した令和5年度の電験2種の合格基準は以下の通りでした。

・1次試験は90点満点で合格基準は各科目54点(60%)以上

・2次試験は電力・管理120点、機械・制御60点、合算180点満点で

 合格基準は電力・管理と機械・制御の合計が102点以上かつ各科目の平均点が−5点以上

また参考までに私が選択した選択問題を以下に列記します。

【1次試験】

理論:問8 /機械:問7

【2次試験】

電力・管理:1,2,4,5 / 機械・制御:1,2

電験二種を受験してみて重要と感じたこと

電験二種を受験してみて重要と感じたこと。

それは下記の2点となります。

①過去問の周回は必須

1次試験及び2次試験共通して言える事ですが過去問の勉強は合格の為に必須です。

その理由として、

近況の傾向として電験三種はほぼ過去の問題で構成され始めた?と思います。

私は電験二種でもその流れが来ていると考えます。

実際に私自身が受けた令和5年度試験では1次試験でも2次試験でも

過去問とほぼ同様?の問題が数題出題されました。

私自身過去問対策をしっかりと行えていたので合格できたと思います。

よって、今後も過去問同様の問題が出題されると思いますので

電験二種を合格する為に過去問周回は非常に重要なことだと思います。

②2次試験の実践演習は必須

※実践演習:試験時間を守り、試験本番の答案用紙同等品を使って過去問を解く事

      (試験を想定して解くこと)

電験二種の2次試験初受験者にとってはこの実践演習は重要です。

電験二種2次試験はマーク方式ではなく、記述式となっている為、

1次試験と全く異なる試験方式である2次試験専用に対策が大事です。

特に試験と同等の解答用紙を使って実践演習することは必須です。

2次試験の解答用紙の作り方は単純に問題を解く能力とは別のスキルが必要です。

ぶっつけ本番でやろうとすると問題を解く以前に解答用紙に纏める事に時間を奪われ、

完答できない可能性が生じます。

その上、本番の緊張感でいつも通りの実力はだせないと思います。

実践演習した自分でも、1題目(問4)をそこまで難しくない計算問題を

45分かけてしまって慌てた記憶があります。笑

したがって、必ず実践演習を行なって、2次試験対策することは重要と思います。

最後に

私が電験二種受験時に使用した参考書や勉強方法など紹介させていただきましたが、

一番の合格の秘訣は諦めない事だと思います。

私自身、十分な勉強時間が確保出来なくても最後まで諦めず勉強を継続できたから

合格できたと思います。

この記事を読んでくださった皆様も最後まで諦めず努力を継続して下さい!

そうすれば必ず合格を手にする事ができるはずです!!

以上、参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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ゆーせい
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電験一種 リベンジ
おはようございます! 朝活電気エンジニアのゆーせいです。 電気系エンジニア向けの資格である電気主任技術者試験(電験)について 自身の経験に基づき情報を発信します。
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